日々是ゆらり

ゆっくりゆらゆらたのしく

ただ歌えばいいってもんじゃない

レッスンを受けるにあたり、まずは先生選びから。

はじめてなので先生を選べるほどの情報がなく、ひとまず通える曜日に空いているコマの担当の先生を予約した。

 

レッスンの流れは最初に発声練習、その後自分の歌いたい曲を先生の前で歌って、アドバイスを受けるというもの。計60分。

 

はじめに選んだ曲はミュージカルの曲だった。

なぜミュージカルなのかというと、合唱団時代、わたしの歌を聴いた先輩が、「ミュージカルの曲とか合いそう」と言ってくれたからだった。

 

主人公である姫的キャラではなく、どちらかというと姫をいじめたり敵対するほうの役。王女様ではなく女王。妖精ではなく魔女。

陽か陰でいうならば、陰のほう。

 

ミュージカルなんてほとんど観たことがなかったけれど、合いそうと言ってくれたのが嬉しくて30年経っても覚えており、いい機会なのでミュージカル曲にチャレンジすることにした。

 

「夢やぶれて」。

レミゼの曲らしい。

華原朋ちゃんの歌うバージョンが好きだったのでこれにした。

 

 


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声の低いわたしでもなんとか歌えそうだ。

 

先生はミュージカル曲にも造詣がふかく、発声法だけでなく感情表現のコツについても詳しかった。

ただの歌詞ではなく、セリフのように表現するという。

 

私の歌い方は完全にカラオケ。

歌詞に感情をこめるように言われても、こっぱずかしいが先に立ってしまい、できない・・・

どうしても淡々とした歌い方になってしまう。

歌詞に感情が乗せられないのだ。

 

ミュージカルの曲合いそう、なんて昔言われた言葉に気を良くしてチャレンジしてはみたものの、ただ歌えばいいってもんじゃなかった。

 

ミュージカル曲を歌いこなせる日は、まだまだ遠そう・・・