日々是ゆらり

ゆっくりゆらゆらたのしく

非日常(5月19日)

発表会当日。

出番は16時前なので、ゆっくり家を出た。

 

途中、100円ショップで耳栓を買う。

自分の声が聴こえないときのための保険用。

着けるかどうかはわからないけど、持っていると安心。

 

会場に着くと発表会は始まっていて、見に来てくれた友人とも会え、一緒に色んなひとたちの歌を聴く。

本番ではMC役の先生が曲紹介をしてくれる。

昨日のリハーサルに来ていたひとが、本番はメイクも衣装もかっこよく決めていて別人みたいだった。

大人の文化祭みたい。

 

自分たちの順番は早々にやってきた。

グループの指揮をとってくれていた、退職してしまった先生からのメッセージが読み上げられ、温かい気持ちになる。

 

本番はあっという間。

声も枯れることなく、リハーサルの時より、みんな伸び伸びといい雰囲気で歌えていたと思う。

やっぱり自分の声はよく聴こえず、耳栓も付けそびれたけれど、場の雰囲気が味方してくれたような。

MCの先生が「感動しました」と言ってくれて嬉しかった。

 

今月に入ってから、生バンドとの音合わせや前日リハーサルなど、慣れない場所に出向いての準備が毎週のようにあり、大がかりなことに関わってしまった、参加するなんて言わなきゃよかったと正直思っていた。

でもいざステージで歌い終えて振り返ると、普段の私の世界線には到底現れない、めったにない経験が出来たんだなとじわじわ思えてきた。

とても楽しく、非日常、でも現実。

 

終わった後は友人と場所を移動して打ち上げ。

観に来てくれて心強かったし、本当にありがたかった。

 

私の日常のなかの、ちょっと異色な一日が終わる。