LINEの返信に何て書くかしばらく考えた。
言葉を選ぶ必要のある内容で、一旦メッセージを入力して全体を眺め、まだ送らずに他のことに手をつけた。
相手からのメッセージのどこを拾って返信するのがいいか。
こういう書き方は失礼じゃないか、誤解をまねいて傷つけることにならないか。
考えすぎて、思ったことと違うことを書かないように、書いては寝かせ、時間を空けて見直して、を繰り返した。
さんざん考えて、これでいいかなと思えて送信ボタンを押せたのは、返事に取り掛かってから3時間くらい経った頃だった。
言葉がすっと出てきたらいいのに、時々、すごく返信に時間がかかることがある。
しばらくして相手からまたメッセージがきて、自分の思いが伝わっていたようで安心した。
文字だけのやり取りのむずかしさ。
直接顔見て話せたらどんなに楽だろう。
今日だけじゃなく、今週は何度かそんなことを感じた一週間だった。