今練習してるのは、HYの「366日」。
2008年の曲。
16年も前なのか。
「赤い糸」ってドラマを確か土曜の深夜にやっていて、その主題歌だった。
なんていい曲なんだ、と強烈なインパクトを受けて、すぐにネットで検索し、HYというバンドの曲なのだと知った。
好きなひとへの叶わぬ思いをうたったバラード。
今まさに恋をしているひとにとってはストレートに響くんだろうなと思わせる歌詞。
大好きな曲ではあるけれど、歳を重ねたせいか、あぁ、そんな恋もあるよね、つらいね〜なんて、リアルな共感ではなく、世間話を聞いてるようなスタンスになってしまう。
恋焦がれるようなラブソングが、正直ピンとこない。
この曲を練習で口ずさみながら、
「そんな男やめときな~」
「あなたに合ってないって」
と思えてならならなかった。
だって全然大事にされてないんだもの、主人公。
口約束はあたりまえ
それでもいいから・・・
なんて歌詞には、良くねぇよ!目ぇ覚ませ!とツッコみたくなった。
でも改めて歌詞を「写経」してみて気が付いた。
この主人公はもう諦めている。
別れた相手と戻れなくても、それでも好きなもんは好きなんだって自分自身の恋心を歌っている。
一番と二番で表現を変えてあったり、感情の変化も読み取れた。
別れた相手にすがり続けている曲だと勝手に勘違いしていた。
目ぇ覚ませ!じゃなく、とっくに目は覚めていて、
そんなこと重々承知のうえでのあふれる思いなんだなと。
この解釈が正解かどうかに正解なんてないけれど、ひとまず自分はそう感じた。
書き写してみたから、分かったこと。
歌の中の主人公の気持ちに、共感はできなくても理解は増した気がする。
これで歌の表現力が増すかどうかはさておき、「写経」はこれからも続けていこうとおもった。