日々是ゆらり

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労働の後の肉祭り(3月23日)

3ヶ月ぶりに実家へ行く。

年末年始に帰って以来、ずいぶん間があいてしまった。

主な目的は片付け。

日中家の片づけをして、夜は地元で人気の肉系レストランに食べに行こうという計画だ。

土曜で仕事は休みなのに、通常通り7時前に起き、9時半過ぎには家を出た。

2時間ほどかけて地元の駅に着く。

夜の外食にそなえて、お昼はファミマのパンで済ませた。

 

 

母が亡くなって丸4年、モノであふれた実家を夫と二人でコツコツ片付けてきた。

草むしりや庭木の枝切り、ゴミ捨てに次ぐゴミ捨て。

最初のうちはガラクタ屋敷のようだった家の中も、ようやく全貌が見えてきて、どこに何が残っているかを把握できるようになった。

 

戦前生まれの両親は、とにかくモノが捨てられない人たちだった。

「記念に」という呪文をかけられたかのように、何でも記念に取っておくことが大事、捨てるのは思い出を踏みにじる悪魔の所業とでも言わんばかりで、片付けようとすると強い抵抗に遭った。

写真や、子どもの頃学校で作った作品はまだいいとして、食事に出かけたときの割り箸袋、お店のマッチ、ハズレの宝くじ、レシート、ビデオテープにカセットテープ、私が小学生の頃の学習机、履かない靴、着なくなった服、誰のものかわからないエロ本、などなど・・・

 

当の本人たちは散らかすだけ散らかして亡くなってしまったので、その尻ぬぐいを子ども世代が引き受けている構図だ。

 

片付けや整理整頓が好きで得意な夫が絶句するくらい、いらないモノであふれていた私の実家。

4年目を迎える片付け経験から、自分は極力ミニマリストであろうと決めた。

 

今日はリビングの本棚に残っている本や置物、書類の要る要らないの仕分けを中心にやっつけた。

 

あとは和室の棚に残っていた、昔両親が勝ってきたお守りやお札の処分。

お守り的なものはなんとなく片付けづらくて放置していたのだが、「お守り 処分方法」で検索すると、感謝して塩を振って紙に包むなどして心を尽くせば、燃えるゴミに出しても大丈夫(バチが当たったりとかしない)らしい。

いつまでも置いておく訳にはいかないし、わざわざお焚き上げに行く時間もないので、ネットで見つけたその方法を採用することにした。

 

そのままゴミ袋に入れるのは抵抗があるので、お守りはお守りで茶封筒にまとめ、塩を振って封をし、手を合わせた。他のゴミたちとは袋を分ける。ここまですれば十分だろう。

 

4時間近く片付けをして、今日のところは終了。

労働のごほうびにと、予約していたレストランに向かった。

 

 

TVでも取り上げられたことのある、地元では有名なレストラン。

メインで頼んだのは、

・デミグラスソースハンバーグ

・ステーキ丼ごはん抜き

(通常はごはん付きだが、訊いてみたらごはん抜きもOKとのこと)

・オムライス

 

の3品。

このほかに、ガーリックポテトフライとサラダを注文。

お酒は白ワインのデキャンタと、赤のボトル一本。

 

ステーキ丼ごはん抜き。吉牛でいう「アタマ」

 

 

某グルメ番組で芸能人が絶賛していたハンバーグ

 

〆のオムライス!

 

ステーキもハンバーグもオムライスも全部美味しかった・・・

 

オムライスにそなえて、ステーキ丼をごはん抜きにしておいたのが正解で、お腹いっぱいになりすぎずに美味しく完食できた。

 

実家を手放したら地元に来る機会は今よりもっと減るとおもう。

それまでに、気になるお店や行きたいお店にはひと通り行っておきたい。

今日もその一環。

 

 

帰りは駅まで腹ごなしに歩き、駅前のコンビニで飲みなおし用の赤ワイン、おつまみを買い、家で二次会をした。

 

 

明日も朝から片付け。

つかの間の現実逃避。