日々是ゆらり

ゆっくりゆらゆらたのしく

時は流れて(9月14日)

実家に帰って来た。

今回は家の中の不用品の買い取りに来てもらうのが主な目的。

なんでも集めたがるひとだった、父の色んなコレクションの査定をお願いしている。

今回引き取ってもらえたら、家の中がだいぶ片付く。

 

買い取り手のありそうなものならばいい。

困っているのは、母が趣味で描いていた油絵だ。

額入り、額なし含め50点くらいある。

亡くなる前に最後に描いた絵、気に入っていた絵は残したい気もするが、今住んでいる家には飾る場所はおろか、置いておく場所もない。

亡くなった家族の思い入れのある作品など、みんなどうやって処分しているんだろう。

 

以前、母が習っていた絵の先生に相談したことがあるが、学校や市の施設などに飾ってほしいといった依頼は山ほどあるらしく、遠回しにお断りをされた。

 

額だけはどこかに買い取ってもらい、絵はいずれ思い切って処分するしかないだろう。

 

実家の片付けに直面する度に、家族が生きた時代との価値観の移り変わりを感じる。

自分はものを残さない生き方をしようと強く思う。

 

夜は夫の提案で、市内に住むいとこ姉弟を誘って飲みに行った。

普段外で飲むことがないらしく、誘いを喜んでくれた。

施設に入っている98歳の伯母の面会に月曜に行くというので、私も一緒に会いに行くことにする。

伯母は口は達者だが、最近やや認知症の傾向が見られるらしい。

会えるうちに会っておいたほうがいいとのことだった。

 

私が地元にいる間にちょうど会えるタイミングが来たのは何かの巡り合わせだろう。

会ってたくさん話をして来ようと思う。